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「責任回避の言葉」

「責任回避の言葉」
 クリスマスが終わったと思ったら、もう目前に来年が迫っているではないか。なんと時間サイクルの早いこと。

この調子でいくと「盆・暮れ・正月」とやってきて、お次は「梅・桃・桜」ついでに「菖蒲」の節句も「アっ!」という間に通り過ぎて行ってしまうのだろう…。

さて、毎年恒例の「忘年会・新年会」など、年末・年始はお酒を飲む機会が増えるのだが、今年も上から下まで酒による失態・醜態が紙面をにぎわしていたようだ。

12月27日の朝日新聞(日刊)に時宜にかなった記事が載っていたので紹介してみよう。

酒席での「無礼講」に関する記事である。

大辞林によれば、「無礼講」とは「身分・地位の上下などを考えないで行う宴会。堅苦しい礼儀を抜きにして行う酒盛り」とある。

「和食文化国民会議」の熊倉功夫氏によれば、「酒は元々、主に祭りなどのハレの日に共同体で飲まれ、つながりを確認しあう手立てだった」と話し、そこでは酔うまで飲み、飲ませるのが「礼儀」。

壁を越えて互いに交流するため、「無礼講」も組み込まれていたという。

ただ何でも許されていたわけではなく、昭和初期の文部省「国民礼法」に関わった徳川義親氏の著書では「酒席で人が暴れている時は自分も暴れるべきだが、そこにも礼儀があり、人の頭を踏みつけたりしてはいけない」と記していた。

要は「あくまで一定ルールのもとで許されるのが無礼講」なのである。

「飲み会」は普段親しい仲間だけでなく、上司や男女といった異質な人と交流し、幅を広げる機会であり、ある程度の緊張感を持って飲むことで、自分を鍛えることが出来る。…「酒文化研究所」狩野卓也氏の弁。

2017年度は過去最多の1万7000人の急性アルコール中毒者が病院に搬送されたという記録が残っている。

鬱積を晴らすために「無礼講」でノミュニケーションだなどと安易な企画で飲み会を行うことは現に慎まなければいけないのである。

度を越した酔態の行き着く先は「辞職・降格人事・左遷」延いては「拘〇所・刑〇所」が待っている。

酒のせいではないのに責任回避の言い訳にされてきた、「酔っていたから」は今では許されなくなり、批判されてしまうのだ。

今月、鉄道事業者がユニークな標語を張り出した。「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です」と…。

諸兄よ、節度ある習慣を!
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